3393 スターティア ★★
会社概要
1996設立 2005上場 時価総額8,898百万円 東証一部
中小企業に情報機器を中心としたオフィス向け製品を販売している会社です。以下、有報から。
【事業の内容】
当社グループは、当社(スターティア株式会社)と連結子会社2社(スターティアラボ株式会社、上海思達典雅信息系統有限公司)、持分法適用関連会社3社(株式会社MACオフィス、西安思达典雅軟件有限公司、株式会社アーバンプラン)及び関連会社(宏馬數位科技股份有限公司)により構成され、従業員300名未満の中堅・中小企業を主力顧客とし、ビジネスホン、MFP、ネットワーク機器などの情報通信機器の販売、インターネット回線の取次ぎサービス、クラウド関連サービスの提供、ホームページ制作やコンテンツの提供、オフィス家具の販売等、事業活動に必要な環境を複合商材として提供する“トータルオフィスソリューション”を表題に、顧客満足度の向上に努めてまいりました。
近年、企業を取り巻くIT環境は日々、高速化・複雑化しており、情報量も増加しております。また、個人情報保護などの観点からセキュリティへの関心も高まっている中、従業員300名未満の中堅・中小企業にとって、最も良い環境を探し出すのはなかなか困難でかつ手間のかかる作業となっております。
大企業では専門部署が設置されており、迅速な対応ができますが、従業員300名未満の企業では他の部署の知識ある社員が兼任していることが多く、本業への負担となっている状況は否めません。そうした中、当社グループは、顧客ニーズに合わせ、単なる商品販売にとどまらず、設置工事、設定作業、アフターフォロー、ヘルプデスクの設置などを行い、当社をお客様の総務部、情報システム担当の専門部署と考えて頂けるよう、社員の知識とサービスの向上に努め、ITに関するプロフェッショナルとして長期にわたるお付き合いができるよう心がけております。
財務諸表分析
BS
ソフトウェアや製品を仕入れて販売する会社で、借入が無く綺麗なBSとなっております。リース販売を行っており、大口お得意先にオリックスが入っています。
2010年からきれいな右肩上がりで急成長。それに伴い利益もすごく伸びております。
基本的にはメーカーや通信会社の販売代理店という位置付けなので、ここまで伸びるということは営業が強いのかなと妄想します。現に平均年齢は30歳ほどということなので若い活きのいい人材を新卒でとってきてカバレッジ上げて売上上げていく、ということなのでしょうね。ソフト・ハード含めた提案ができるということも中小企業を相手にはよいのかもしれません。
コメント
これまでは販売代理店で営業力で勝負してきたようでしたが、ここにきて、他社との業務提携が目立ち始めるようになりました。中小企業へのコネクションが強いため、売るものが増えれば増えるほど売上が伸ばせそうです。また、自社サービスにも積極的で、R&Dセンター設立したりと、今後は販売代理店という位置付けも変わってくるかもしれません。
今後は、海外含めたカバレッジの拡大、取り扱う商材の拡大、自社サービスの拡充の3つの柱で、成長していくことが想定されます。既存のビジネスでおおよその利益計画が立てられるため、ぐいぐいアクセルを踏めるのでしょうね。
レーティング
★★
今後も成長が見込まれるのですが、すでに株価にある程度織り込み済みなのではないか、と思いました。また、いまいちビジネスが理解できなかったところも正直あります。。。
現在株価 |
1738 |
円 |
予想ROE (5年後) |
15% |
|
予想PER |
12 |
倍 |
税引前予想株価 |
2329 |
円 |
売却益(税引後) |
471 |
円 |
配当累計額(税引後) |
61 |
円 |
税引後手取額 |
2270 |
円 |
期待収益率(5年) |
6.9% |
>40% TGT |